相撲部屋で生まれた、
めんちゃんこ


相撲部屋では屈強な力士をつくるため、稽古が終わると毎日、栄養豊富で、消化の良い「ちゃんこ鍋」があります。「ちゃんこ鍋」には、巡業地の旬の食材が豊富に入り、その食材から出るだしによって、スープも格段に美味しくなります。そして、最後のシメには、麺を入れ旨味が詰まったスープと共に食べるのが常となっています。

「麺」と「ちゃんこ」で
めんちゃんこ


今から三十年以上前、同郷の五十三代横綱「琴桜」と親交の深かった創業者米濱昭英は、朝稽古の後に度々、ちゃんこ鍋をごちそうになりました。そこで「こんなに美味しく、栄養も豊富な料理をもっと手軽に食べられないか?」と、「めんちゃんこ」を思いつきました。煮込んでも美味しく食べられる麺や、さまざまなダシの旨味が絶妙に溶け込んだスープ、特注の鉄鍋で提供するスタイルなど、長年の研究の結果、うどんでも、ラーメンでもない、まったく新しい麺類が完成しました。名前は、「めん」と「ちゃんこ」で「めんちゃんこ」と命名いたしました。

博多のソウルフード


はじめは、当時営んでいた、長崎のさぬきうどん店で「めんちゃんこ」を販売したところ、予想以上の反響があり、それなら九州で最も食に厳しい「博多」でこの味を評価して頂こうと、昭和五十五年、早良区藤崎に「鬼が島めんちゃんこ亭」(現在の藤崎本店)を開店。子供からお年寄りまで食べれる麺として、いつしか、「博多のソウルフード」と呼んで頂ける方も多くなりました。

「美味いものに国境はない」と、一九九〇年には「博多めんちゃんこ亭55丁目店」を世界の中心ニューヨークで開店、一九九五年には、ワールドトレードセンター内に、初の日本食レストランとして開店(残念にも9・11テロにより閉店)、その後、ハワイに「ワイキキ店」をオープンするなど、国籍を問わず、多くの方に召し上がって頂ける商品となりました